freeeとマネーフォワードの比較
“freeeとマネーフォワードどちらが良いですか?”
会社設立されたばかりのスタートアップのクライアントからよく聞かれる質問です。
神宮前あおば税理士法人では、freeeの5つ星認定アドバイザーとしてfreeeの導入支援を行っており、マネーフォワードの公認メンバー(ゴールドメンバー)としてマネーフォワードの利用方法にも精通していますので、お客様のニーズや状況に応じて、おススメをお伝えしております。
主には、下記の3つの視点から比較検討しておりますので、クラウド会計選択のご参考になさってください。最後にフローチャートを載せているので合わせてご覧ください。
なお、上場を目指されているクライアントについては別の観点(内部統制・監査対応)から考察が必要ですので、別の機会に記載させて頂きたいと思います。
1.API連携するシステム
他社提供のデータをクラウド会計と連携したい場合、freeeでしかうまくインポートできない場合は
freeeを選んでください。例えば、D2CビジネスでShopifyのデータをインポートするときに、freeeの方が効率的に連携できるケースが考えられます。一方で、銀行・クレジットカードやバクラク請求書を活用する場合のように、freeeでもマネーフォワードでもどちらのクラウド会計でもストレスなくAPI連携できる場合も多くあります。
2.簿記の知識
複式簿記の知識がある方(日商簿記2級以上もしくは他のスタンドアロン型会計ソフトで入力経験がある方)が経理を担当する場合、マネーフォワードを第1候補にすることをおススメします。複式簿記のルールで記帳・修正できるので、弥生会計・勘定奉行等他のソフトからの移行もスムーズです。
3.記帳を自社でやるか、税理士(会計事務所)に依頼するか
会計ソフトへの入力(記帳)業務を税理士にアウトソースしたい方は、会計事務所が得意なクラウド会計を選ぶと良いでしょう。会計事務所によっては、どちらか一方だけのクラウド会計のみに対応して業務の効率化を図っているからです。自社で記帳を行う場合で、かつ、入力担当者に簿記の知識がない場合は、直感的に入力できるfreeeがおススメです。その場合は、会計事務所にレビューを依頼すると良いでしょう。
ご参考:クラウド会計(freeeとマネーフォワード)の選択フローチャート
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